平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワーク会議
平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワーク会議は、東京都多摩地域で平和首長会議国内加盟都市に加盟している26市で構成しています。
平和首長会議が2025年までの行動計画(PXビジョン)の中で目標として、新たに「平和文化の振興」を掲げており、多摩26市では、「平和文化の振興」に向けた取り組みを、市民一人一人が日常の中で平和を考え行動する意識を根付かせるために、東京都多摩地域において自治体間ネットワークを形成し、自治体間で相互に情報共有・情報交換を通じて、多摩地域全体で平和文化の振興の向上を図ることを目的としています。
経過
- 令和4年2月4日
平和首長会議会長松井一實広島市長から国立市長に対し、令和3年7月に策定された「持続可能な世界に向けた平和的な変革のためのビジョン」(略称:PXビジョン)において、新たに掲げた「平和文化の振興」を面的に広げるために、東京多摩地域におけるネットワーク形成の依頼があった。 - 令和4年8月26日
令和4年度第4回東京都市長会議において、広島市長より「平和首長会議における平和文化の振興について」の説明とネットワーク形成の依頼があった。 - 令和4年9月2日
国立市より多摩25市に対し、ネットワーク会議結成の参加意向確認を行い、25市すべての自治体から参加の意向があった。 - 令和4年10月19日
広島市で開催された「第10回平和首長会議総会」において、「会議II 加盟都市の役割」の中で、スペイン(グラノラーズ市)、カナダ(モントリオール市)、ドイツ(ハノーバー市)と並び、日本国内の事例として本ネットワークの取り組みを代表して国立市長から報告した。 - 令和5年7月10日
令和5年度第1回市長会議の開催 - 令和6年1月25日
令和5年度第2回市長会議の開催
以降、年2回程度市長会議を開催
宣言文
私たち平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワークは、平和首長会議の「持続可能な世界に向けた平和的な変革のためのビジョン」の中で掲げている「平和文化の振興」に向けて東京都多摩地域共同で取り組むことを宣言します。
一、市民一人一人が平和を願い、日常生活の中で自分ができることを考え行動する「平和文化」を東京都多摩地域に根付かせ、市民社会における平和意識を醸成していきます。
一、戦禍や被爆の実相を共有・継承し、「平和文化」の担い手を育成していきます。
一、世界中に平和文化を根付かせ、世界恒久平和を実現するために、東京都多摩地域の自治体が連携して「平和文化の振興」に取り組み、その取り組みを国内外へ発信していきます。
令和6年1月25日 令和5年度第2回市長会議
平和首長会議ホームページ
参加自治体の平和事業等の紹介
八王子市
立川市
武蔵野市
武蔵野市には、戦前から戦中にかけて現在の都立武蔵野中央公園周辺に中島飛行機武蔵製作所があり、ゼロ戦など軍用飛行機のエンジンを生産していたことから、空襲を受け多くの戦災を受けた歴史があります。
市では、平和都市として未来の子どもたちに平和な世界を継承していくために、戦争の悲惨さと、平和の大切さを発信し続けていくことが必要であると考え、さまざまな平和事業を行っています。
三鷹市
三鷹市は、昭和57年に「三鷹市非核都市宣言」、平成4年には「三鷹市における平和施策の推進に関する条例」を制定し、非核・平和施策に積極的に取り組んでいます。そして、毎年8月を平和強調月間と位置付け、8月15日の終戦記念日に「戦没者追悼式並びに平和祈念式典」「平和アニメ上映会」などの平和事業を開催しています。
「地球市民講座」は、「地球市民」の視点から考える三鷹市の平和事業として、毎年開催しています。今回は、NHKエンタープライズ シニア・プロデューサーの大島隆之さんを講師にお迎えします。アジア太平洋戦争の体験者への聞き取りを重ね、ドキュメンタリーを制作し続けてきた講師が、戦後80年そして昭和100年を迎える今年、薄れゆく「記憶」を、どう次世代につないでいけるのか、最新の取材を基に考えていきます。どなたでも、会場・オンラインで参加可能です(オンラインは3/3までに事前申込)。
青梅市
府中市
府中市では、市民の方々と平和について学び、考えながら後世に語り継いでいくため、平和啓発事業を実施しています。
今回の平和展は、あまんきみこ作「ちいちゃんのかげおくり」に関連する実物資料の展示及びDVDの上映と、令和4~6年度の府中市平和のつどいの報告を行います。
「ちいちゃんのかげおくり」は、第二次世界大戦中の日本が舞台の物語です。戦争に行く前のお父さんにかげおくりを教えてもらったちいちゃん(主人公)を通して、戦争の悲惨さや家族の絆を描いています。
ぜひお越しください。
府中市平和啓発事業「平和展」チラシ [ 313 KB jpgファイル]
昭島市
調布市
■調布市中学生広島平和派遣(ピースメッセンジャー2025)
調布市では、市民の代表「ピースメッセンジャー」として、市内在住または在学の中学生を広島へ派遣し、戦争や平和に関する現地施設の見学などを通じて、戦争・平和についての学びを深めます。その後は様々な平和関連事業に参加し、学んだことや平和への想いを市内外へ発信します。
募集期間は令和7年6月4日までです。ぜひご応募ください。
令和7年度中学生広島平和派遣事業参加者募集チラシ [ 1623 KB pdfファイル]
町田市
小金井市
小金井平和の日記念行事は、平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワークに加盟している26市にお住まいの方にもご参加いただけます。ぜひお越しください。
小金井平和の日記念行事チラシ [ 225 KB pdfファイル]
小平市
図書館では毎年7月から8月にかけて、戦争に関連する本を市内図書館から集めて「戦争を忘れないために」と題して貸し出ししています。今後も小平市や各市の平和の取組ついて、「小平市・多摩地域各市の平和事業の紹介」ページを順次更新していきます。
日野市
東村山市
東村山市は、核兵器の廃絶と恒久平和の願いをこめて、昭和62年9月25日に「核兵器廃絶平和都市宣言」を行いました。原子爆弾の恐ろしさや平和の尊さを感じていただき、それを次世代に引き継いでいくために「核兵器廃絶と平和展」を開催します。
国分寺市
国立市
福生市
福生市では、毎年8月に「平和のつどい」を開催しています。「市民が語り継ぐ昭和」として、市民の方に軍事教練や勤労奉仕などの少年時代の体験について講演していただくとともに、ピアノ&ボーカルユニット「4pc(フォーピース)」による平和と昭和をテーマとした歌の演奏を楽しんでいただきます。
東大和市
東大和市では、平和の大切さを後世に伝え続けていくため、旧日立航空機株式会社変電所を平成7(1995)年に市文化財に指定しています。今もなお空襲の痕跡を残す建物であり外壁だけではなく建物内部にも、当時の空襲のすさまじさを伝え続けています。戦争の恐ろしさ、平和の大切さを伝える貴重な郷土の文化財として、皆様とともに大切に守り伝えていきます。
清瀬市
東久留米市
武蔵村山市
多摩市
稲城市
羽村市
羽村市では、過去の悲惨な戦争体験を風化させることなく、市民が日常生活から「平和の尊さ」を感じ取ることができ、平和について考える機会となるよう、平和啓発事業を実施しています。